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聖岩(ひじりいわ)の伝説(焼棟峠)

聖岩(ひじりいわ)の伝説(焼棟峠)

昔、六部(聖様ともいう)さんが味を越えて惣川に向かっていた。

その六部はお金を持っていた。

前夜泊った宿の主人はそれを見付けて、それを盗み取る悪心を起こし、翌朝早く家を出て先回りして、焼棟峠の岩にかくれて待伏していた。

そこへ六部が通り掛ったのを持参してきた鉄鉋で狙い撃ちをした。

弾は命中し六部さんは、お宿様かや恐しやと言って死亡されたという。その霊魂は白鳥となって飛び立ったという。

そこの隠岩は聖岩といわれ現存している。

昔は一日、一五日、二八日は峠に行ってはいけない日であったという。

別宮庄屋の牛の世話人が一日の朝牛を連れて草刈に行ったところ、牛の尾が抜けていたと伝えられる。

今でも前記の三か日は峠に行かぬといわれる。

また昭和一五年ごろまでは、日浦区内の施餓鬼には念仏を一庭奉納し供養していた。

今はお寺の和尚さんが水祭をされているという(故山本安次談)。

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