南平山姥様の伝説

南平字小畠の山頂に山姥様をお祀りしてある。
ここのご縁日は、毎年冬至の日であった。
横林村との村境にあって、交通の便のよいところでお祭りの当日は角力などもあって、大変にぎわっていた。
明治四〇年ごろ、お祭りの当日殺人事件があって以来、祭行事は取り止めになったといわれる(酒井増美談)。
昔、冬至の夜は、柳生の神様が山の頂上附近を馬に乗って、鈴を鳴らしてお通りになるので、その夜は山の八合目より上には行かれない。
上に登るとその神様に出合うので、不吉なことが起こると言い伝えられている。
山姥様も山の頂上にあるし、冬至の日であったから、昔の言い伝えが当たったというわけである。


